第30回生涯学習奨励賞表彰式 来賓挨拶
文部科学省 総合教育政策局 生涯学習推進課
民間教育事業振興室長 伊藤明子氏
本日、公益社団法人日本通信教育振興協会主催の記念すべき第30回生涯学習奨励賞表彰式に於きまして、受賞された皆様、誠におめでとうございます。
皆様は、生涯学習奨励講座に於いて、大変優秀な成績を修められたと伺っております。これまでのご努力の賜物であり、深く敬意を表したいと思っております。
近年、人生100年時代と言われておりますが、すべての人が生涯を通じて、自らの人生設計をし、学び続け、学んだことを生かして活躍をするということが求められております。
皆様がそのような中で身に付けられた学習の成果は、家庭や学校、職場、地域などさまざまな場面でご活用いただけるものであると思います。
今回の受賞をひとつの契機として、学習成果を活用して、生涯学習の輪、交流の輪を広げていただけることを心から期待しております。
私は今の職場で、社会人の学び直しやリカレント教育の推進の担当をしております。
この中で最近言われておりますのが、学習の習いごと、学びごとを行っている方の割合は年代が上がっても変わらないというデータについてです。一度学び始めた方はどんどん学び続けられるのですが、始めない方はその後もずっと学ばないということが課題となっております。
今回受賞された皆様は、一度きっかけをつかまれた皆様ですので、ぜひ今後も学び続け、さらに新しい学びにつなげていただきたいと期待しております。
また、本日お集まりいただきました学習指導員の皆様におかれましては、日頃から生涯学習の支援者として、自らのご経験と知識を積極的に社会に還元していただいておられ、それぞれのお立場で、生涯学習活動をひろげていらっしゃると聞いております。このことに深く感謝と敬意を表したいと思っております。今後とも生涯学習社会の実現に向けまして、ぜひ一層のご活躍いただきますことをご期待申し上げます。
本日お集まりの皆様と、公益社団法人日本通信教育振興協会の今後ますますのご健勝とご発展を祈念致しまして、私からの挨拶とさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます。
(2018年11月17日 表彰式での挨拶より)